奈良で見仏三昧②
夕べは割と早く寝たのですが、休みということもあって久々に朝寝坊……。
まあ、それでも起きたのは6時半ですが。
シャワーを浴びたあと、朝食をたっぷり取って、8時20分ホテルをチェックアウト。
今日は初めてのお寺3寺を含む、5寺を巡る予定。
近鉄に乗って奈良に着いたのは9時20分。
ささ、奈良で見仏三昧2日目のスタートです。
1.北円堂
昨日も書きましたが、興福寺では現在、国宝・阿修羅像の凱旋記念公演を行っています(何度も書くけど、正しい表現か?)。
それに伴って、興福寺の北円堂がご開帳となり、滅多に見られない国宝・重文クラスの仏像を見ることができるのです。
阿修羅像なんかいつでも見られますが、北円堂は次いつご開帳になるか分かりません。
しかも、阿修羅像に比べこっちは割と人が少なめ(それでも20~30分待ち)。
これを逃す手はありません。
北円堂は建物自体も国宝なのですが、中に安置されている弥勒菩薩像(国宝)、すげーーーー!!
何ていうか、リアルなのに神々しいんですね。
相反する2つの要素を見事に融合されるなんて、さすが天才仏師・運慶がプロデュースしただけあります。
弥勒菩薩像も良かったんですが、輪をかけて良かったのが四方に安置されている四天王像。
こちらはリアルではありませんが、ユーモラスというか、味わい深い表情です。
そして四天王に踏まれている邪鬼が、いい味を出しているんです!
いやー、良いものを見させていただきました!
2.西大寺
西大寺も、良い仏像が見られるのに観光客の少ない穴場のお寺です。
まずは巨大な十一面観音(重文)から。
いやー、何度見てもこの観音像、でかいねー。
全長6mですよ!
この観音像の四方にはやはり四天王が配されているのですが、何といっても見所は、この四天王に踏みつけられている邪鬼!
西大寺は創建以来何度か火災に見舞われているのですが、唯一この邪鬼だけが創建当初のものだそうです。
邪鬼マニア必見の邪鬼ですよ(そんなマニア、いるんかい!)。
3.不退寺
今回、新規に訪れた3寺の1つめがここ。
在原業平ゆかりのお寺で、別名・業平寺というそうです。
いやー、観光客、いないねここ。
穴場ですね。
今回新規に訪れた3寺は、今、秋期のご開帳期間で、ご本尊がバッチリ見られるというわけです。
さて、本堂に入ると正面の厨子にご本尊の聖観音(重文)がドドーンとおわして、周囲には何と五大明王が配置されています。
聖観音と五大明王って珍しい組み合わせです。
いやー、こういうマニアックなお寺には、マニアックな仏像好きが来るようで、何人かがご住職を質問攻めにしてました(そのうちの1人は私です)。
4.法華寺
不退寺から歩くこと約10分で、新規訪問の2つめ、法華寺に着きます。
ここは光明皇后ゆかりの尼寺で、総国分尼寺だそうです。
やはりここも、観光客少ねー。
何で?
ご本尊がご開帳中だよ。
しかもご本尊は、国宝だよ。
同じ国宝でも、いつでも見られる阿修羅なんか見ている場合じゃないよ。
まあでも、おかげで私はゆっくり見仏できるんだけどね。
いや、きれいだわ、ご本尊の十一面観音。
光明皇后の姿を模したというだけあって、実に女性的でものすごくきれいなんですよ(思ったより小さいけどね)。
斜めから見るとね、観音の肩にフワッと髪がかかっているのが分かって(もちろん彫刻ですよ)、それがゾクッとするくらいきれいなんですよね。
5.海龍王寺
新規訪問最後のお寺であり、この旅最後のお寺でもある海龍王寺は、法華寺のすぐ裏にあります。
境内に入るとね、一瞬「廃寺か?」と思ったくらいあっさりしているというか、鄙びているというか、まあーそのー、そんな感じです(どんな感じだ!)。
こんなお寺に重文やら国宝があるんだから、奈良ってところは凄いね。
さて、ご開帳になっているご本尊は十一面観音(重文)。
何とこの観音像、昭和24年まで秘仏だったそうで(鎌倉時代から!)、そのため当時の彩色が鮮やかに残っているんです。
古い仏像って、できた当時の彩色ってほとんど落ちてしまっているんですけど(またそれが独特の味わいを出すんですが)、ここまで彩色が残っているなんてちょっとビックリです。
いやあ、ここでも良いものを見せていただきました。
以上、奈良で見仏三昧、おかげさまでお腹一杯です。
ごちそうさまでした。
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