奈良で見仏三昧①
今、大阪・難波のホテルにいます。
「あれ、奈良で見仏三昧じゃないの?」とか突っ込まないように。
奈良はね、今混んでるんです。
ホテルが取れなかったんです。
で、大阪にいるというわけ。
でもね、観光シーズンはこの方が正解なんですよ。
なぜなら、大阪から京都・奈良へは電車で30~40分で行けます。
しかも、ターミナル駅周辺ならホテルがいっぱいありますから、いくらでも空き部屋があります。
つまり、わざわざ現地で宿を探す必要はないんです。
「観光シーズンに京都・奈良に行く場合、宿は大阪に取る」
これね、旅の知恵。
さて、前フリはこのくらいにして、奈良で見仏三昧・初日をレポートします。
1.大安寺
そもそも奈良に来た最大の理由がここ(詳細は書かないよ)。
しかも今、ご本尊の十一面観音がご開帳中です(11月末まで)。
さっそく見仏と思ったのですが、おや、どこかのご家族が法要の最中ですね。
そんなところにズカズカ入っていって仏像を見るのは、何か失礼な気がして……。
おっ、終わるかなーー、いや、まだだ。
まあいいや、母退院のお礼はお堂の前でしたし、次に行こう。
2.新薬師寺
とにかく今日の奈良は、大混雑。
有名なお寺はどこに行っても人・人・人。
そんな中、国宝の仏像がたくさん見られるのにほとんど観光客がいない、なさに穴場のお寺が、ここ新薬師寺。
何せ、本堂・薬師如来像・十二神将像の計14もの国宝が、何と600円で見られるんですよ!
これはお買い得でしょう(違うちゅーの!)。
まずはご本尊・薬師如来。
前々から誰かに似てるなーと思ってたんですが、ようやく分かりました。
昨年お亡くなりになった、元祖デブタレのウガンダ・トラさん。
クリソツです。
3.元興寺
ここも、国宝・重文が見られるのに、観光客の少ない穴場のお寺です。
まず、本堂が国宝です。
いい雰囲気出してます。
収蔵庫には重文の阿弥陀如来像がありますが、特に見てほしいのは2階に陳列してある如意輪観音座像。
この如意輪観音、私見ですが、日本一色っぽい仏像です。
初めて見たとき「仏像なのにこんなに艶めかしくて良いのかよ!?」と思ったものです。
4.興福寺
さて、今日、奈良に来ていた観光客の8割くらいはここに来ていたのではないでしょうか。
それくらいメチャ混みでした。
原因は、今年、各地の博物館を巡業した(正しい表現か?)国宝の阿修羅像が興福寺に帰ってきて(これも正しい表現か?)、今、仮金堂に展示されているからです。
で・も・ね、阿修羅像は、通常なら興福寺の国宝館に展示されていて、いつでも見られるものなんです。
わざわざ2時間半も列んで見るものじゃないんです。
もうー、興福寺の戦略にコロッとやられてるんだから……。
まあ、私のお目当ては阿修羅像じゃないですから。
私のお目当ては、東金堂に安置されている日光・月光菩薩(両方とも重文)。
この2体の菩薩像は、本当にきれい。
日光菩薩は左斜め下から、月光菩薩は右斜め下から見てください。
ため息が出るくらいきれいですから。
5.東大寺
奈良に来たら、東大寺は外せないでしょう。
観光客がヤマほど来てますが、それは想定内ですから。
奈良に来るたびに感じる「和風なのにエキゾチックな感じ」はこの東大寺が醸し出していると言っても過言ではありません。
さて、いつもならまず大仏殿に行くのですが、今日は志向を変えて戒壇院から見ていきましょう。
ここには有名な四天王像(教科書によく出てくる、眉間にしわの寄った渋ーい仏像です)が安置されています。
うーん、何度見ても渋いですね。
ささ、渋さを堪能したら、今度はでかさを味わいましょう。
大仏さんを見に行きますよぉ。
おお、でかいねぇーー。
これだけでかいと、有無を言わせない説得力がありますね。
いやー、堪能しました!
おまけ 脱力しそうになった話
興福寺の人混みを歩いていたときのこと。
後ろで若いお兄ちゃんが、「おい、かりきんどうってどこや?」と言っている声が聞こえました。
一瞬、「?」と思いましたが、次の瞬間お兄ちゃんの言っている意味が分かり、その場にへたり込みそうになりました。
仮金堂のことです。
思わず、「あのねーお兄ちゃん、それはかりきんどうじゃなく、かり・こ・ん・ど・う、って読むの!」とつっこんでやりたくなりました。
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