小太郎の左腕
和田竜の最新作「小太郎の左腕」、読破しました。
結論から書きましょう。
「うーん、惜しい!」です。
面白い小説です。
登場人物も魅力的です。
物語もテンポがよくて、スーーッと読めます。
でもね、、もっとストーリーを膨らませてほしかったですね。
何というか、アッサリしすぎてますよ(詳細はネタバレになるので書きませんが)。
これだけ魅力的な登場人物を出すんですから、もっと凝ったストーリーでも良かったんじゃないですかね。
例えばタイトルにもなっている小太郎。
彼は11歳の少年です。
それも、周囲の子供から「(頭が)少し足りない」と馬鹿にされている、いじめられっ子的な子供です。
しかし、ある物を手にすると、一瞬にして天才的スナイパーに変わるんです。
どうです、魅力的でしょ。
でも、こんな魅力的なキャラクターが、ストーリーの中で活かしきれていないんですよね。
「もうちょっとストーリーを膨らませればこのキャラが活きるのに!!」と思うわけですよ。
だから、「惜しい!」なんです。
ただね、読んで思ったのは、和田竜ってのは相当なの歴史オタクだっていうこと。
私もかなりな歴オタだと思っていましたが、和田竜には負けます。
本作品にも、歴オタだったらハタッと膝を打つような記述がいくらでも出てきます。
まあ、「歴オタの、歴オタによる、歴オタのための小説」といったところでしょうか。
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